「NHJ テレビウォッチ VTV-101」

  昔々、僕が初めての自分の腕時計(中学の入学祝いに新潟のおばあちゃんが買ってくれたアルバのデジタル時計でした)に喜んでいた頃、世間にスゴイ時計が現れました。
  1982年。 セイコーの「テレビ・ウォッチ」です。
  発売当時の一般的な評価はともかく、この腕時計の登場は少年SHIGETA にかなりの感銘を与えちゃいました。
  僕はそれほど「テレビっ子」でもなかったんですが、この時計はすごく欲しかった! 今思うと、その「未来感」が欲しかったんでしょうか・・・?(この頃からすでに変態時計マニアの兆しが・・・)
  この「テレビウォッチ」、腕時計というかディスプレイ本体はなかなか格好良いんですが、かなり大きい受信機を接続しなければ使用できませんでした・・・。当然画面は白黒です。 定価は驚きの10万8000円!


  受信機、デカイですね・・・。まるで初期型ウォークマンのようです(笑)。これを腰に着けられるようにケースも付属していました。
  余談ですが、このセイコー・テレビウォッチは1983年の007映画「オクトパシー」(主演・ロジャームーア)にスパイ用の特殊アイテムとして登場しています。(劇中では、画面が合成されていて、カラーテレビということになっていました)


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    あれから20余年。 ついに少年SHIGETA もテレビ・ウォッチを手に入れました。
  メーカーはセイコーではなく、「Che-ez!」などのデジカメ系でヒット作を生んだ「NHJ」という会社です。



  かつての憧れだったセイコー製と比べてみると、さすがに時代の進化を感じます。画面はカラーになり、煩わしい別体チューナーを持ち歩く必要もありません。
    ただ、セイコーのと違い、何もかも本体に組み込んだために(チューナーも、バッテリーも)少し分厚くなってしまったのが残念です。腕時計として見ると、やはり異常な存在感が有ります。(笑)
  価格は元祖と比べ、約5分の1になりました。1万9800円です。普段の僕なら、この値段でも買うことなど出来ないのですが、「ACアダプター紛失により、特価で放出!」というのがヤフオクで見つかり、ようやくゲットです。(出品された方、ありがとうございました)

   SHIGETAの自己採点

  〇 子供の頃からの憧れでしたから、満足度、高し!です。
  〇 退屈しのぎには最強のアイテムかと。(大人が外でゲームボーイしてるのはどうも・・・ですよね?)
  〇 反転液晶のデジタル時計は視認性良し、です。(この時計表示はバッテリー残量に影響されません)
  〇 音声はモノラルイヤフォンのみですが、非常に高音質です。
  × 解像度は予想以上に高いのですが、画面サイズが小さいので、人物が大勢映っていたりすると、誰が誰だか??
  × 同様に、画面内の字幕も読みづらいです。「1.5型」ってサイズに無理が有る??
  × 画面に遮光フードが無いので、晴天の屋外で見るのは難しいです。屋内での視聴は快適です。
  × 腕に着けたまま30分も視聴すると、心配になるほど手首に熱が伝わってきます。
  × 僕は異常に物もちが良いので、買ったばかりなのにコレも役立たずになるのかと思うとちょっと切ないです。(2011年で地上波アナログ放送、終了)

  興味のある方は・・・、
  メーカーのホームページ → 「NHJ VTV−101」 ← ショック! メーカーの「NHJ」、倒産しました!新品では、もう出てきません。僕のも故障したら、もうヤバイですねー。

  テレビウォッチの、とても的確な試用レポートです → 「週刊 デバイス・バイキング」


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  「フォッシル サンダイヤル」

  説明不要のバカ時計。
  世界唯一の「腕・日時計」です。
  「ムーブメントの無い時計」としても唯一ではないでしょうか?
  アメリカの「フォッシル」というメーカーは、この他にも数多く変り種の時計を多く作っていることで有名なところです。
  この「サンダイヤル」で笑えるのは、ムーブメントも無いのに英語の説明書が付いてきたこと。
  そこにはこう書いてあります・・・。
  「雨天、または太陽光が弱い曇りの日、そして室内、夜間の使用はできません。
   また、使用には必ず方位磁石を共にお持ちください」 ( 笑! 全く使えません!!)



     SHIGETAの自己採点

  〇 「バカ時計」コレクターなら手に入れるべきでしょう。
  × 大事な突起部分が折れやすいので注意が必要です。
    僕のも折れて、金属板で作り直してもらいました。


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  「明和電機 ジホッチ」

  今、世間で話題のバカ時計と言えば、コレでしょう!
  そっち系では有名な「明和電機」の作った、「時報+ウォッチ」で「ジホッチ」です。
  もう、見た目からして爆笑ですが、これ、結構、作りも凝っています。
  時間を知るには「117」とダイヤルします。すると、・・・「午後2時46分30秒をお知らせします・・・・。ピッ、ピッ、ピッ、ポーン!」と聞き慣れた声で教えてくれます。
  素晴らしすぎます!(これが、慌てていると上手にダイヤルできません。すると・・・「その番号は、現在使われておりません。番号をお確かめになって・・・」と言われちゃいます。笑!)
  この時計、アラームもまたイイです。
  まず、時間をセットするのが簡単。こんなに分かりやすい時計も珍しい。
  まず、「0」をダイヤルして「モーニングコール」モードにした後、朝7時半に鳴らしたかったら、「0」「7」「3」「0」とダイヤルするだけ。
  アラーム音は、昔ながらの黒電話の音。「ジリリーン!ジリリーン!」って、鳴ります。良い感じです。
  この「ジホッチ」、色は4種類あります。黒、白、赤(つまり昔の電話機の色)、そして明和電機のイメージカラー「明和ブルー」。(巷では、黒色だけ品薄で入手困難のようです)
  定価6090円。この時計はTシャツよりも、どちらかというとワイシャツに似合うような気がします。サラリーマンの方、一本いかがでしょう?(この時計に「似合う」服を考えてるところが、もう既に頭オカシイんでしょうか、僕?)



     SHIGETAの自己採点

  〇 このインパクト!なルックス。
  〇 和んじゃう、アラーム音。
  × 「スウォッチ」に引っ掛けて「ジホッチ」。
    それは解かりますが、ベルトはスウォッチ風のものより、オッサンっぽいクロコ革とかの方が似合うかな?(ベルト幅は19mm。替えるのは簡単です)

  興味のある方は・・・、
  「明和電機」ホームページ (ここのトップページ→「SHOP」→「GOODS」→「ガチャコン・ZIHOTCH」と進んでください。使用説明動画が見られます)








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