「カシオ サイバーマックス JG-300」

  カシオってところは、僕が思うに、常に「今、デジタル時計で何が出来るか!?」「諸君!デジタルで未来を開けー!!」みたいのを社是にしているようなところがあって、その挑戦が「G-ショック」や「プロトレック」のような大ヒットモデルに化けることも有りますが、ヘタするとただの「前代未聞の珍時計」(笑)で終わってしまうことも多々あります。
  そんなカシオが大大大好きな僕ですが、またまた意味不明なものを手に入れてしまいました。
  世界初、パンチやキックの強さが計れる腕時計です!(← バカ)




  今回はどうしても「これ」が欲しかった訳じゃないんですが・・・、最近、気付いてしまったんです・・・・僕は、自分のコレクションを愛する余り、いつでも気にせず惜しげなく使える時計っていうのを持っていない、ってことに。 ← アホなコレクターによくある話です。(スウォッチのダイバーとかは、使うかなー・・・。でも、夜はバックライトが無いので、ライダーとしては、昼だけですね)
  バイクの整備とかしてると、どうしても小傷が付いちゃうし、バイクで夜に走る時とか、雨の中飛び出して行く時とかって、いつも数ある中から、どれを付けていくか悩んでいました。
  で、「ちょっとヒネりが有って、中古で2千円ぐらいで買える実用的な時計」をテーマに探したわけです。
  結局、白羽の矢が立ったのは、カシオのサイバーシリーズ(勝手に命名)です。
  これは1993年、デジタル・ウォッチにテレビとビデオをコントロールできるリモコン機能を搭載した「リスト・リモートコントローラー」(通称・腕リモ)というモデルを発表したことに始まる一連の「おバカ時計シリーズ」です。この「腕リモ」が思ったよりも低年齢層に売れたためか、
  翌94年、「腕リモ」に簡単なロールプレイング風ゲームも内蔵した「サイバークロス」を発売。これには「友達帳」や同じ時計を持った人となら「光トーク」なる通信機能も備えていました。これでサイバーシリーズは、すっかり小学生の人気者になりました。
  これが翌95年、ロープレ風ゲームを格闘ゲームに改め、ついでに取り外し可能な「体感振動ブースター!」まで付けた「スーパー・サイバークロス」に発展します。(これの「振動アラーム」は結構実用的だと思います。最近G−ショックでも「振動アラーム」、出ましたけどね。しかもバイブレーターは小型化されて、きちんと時計本体に内蔵されているようです)
  で、サイバーシリーズも、もういいだろう、と思ったら翌96年、シリーズ最後に出たのがコレ、「サイバーマックス」です。
  これは、腕リモから始まるリモコン機能も、光通信機能も無く、それを省いた代わりに、世界初のショックセンサー(!?)を内蔵しています。それが「瞬間最大加速度」を検知して、「パワー」あるいは「スピード」として表示する。そんな時計です。
  これを利用して、つまりはパンチ力(足首に巻けばキック力)や投球スピードが計れる訳です。   サイバーシリーズの中でもコレを選んだ理由としては、形がかなり普通っぽい(G−ショックっぽいデザイン)上、シリーズ唯一の防水型で、しかもバックライトを備えていたからです。うーん、実用的!合格!(おまけ重視なら「パンチセンサー」なんかより、「テレビ/ビデオ・リモコン」のほうがずっと使えそうですけどね)
  ま、そんな訳で、この小学生向け「おバカ時計」を「普通の大人の腕時計だよーん」って顔して日々恥ずかしげもなく使っている僕SHIGETAなのでした。

  ここで、オマケです。
  取扱い説明書にも載っていない、「パワーとスピードの目安表」っていうのを何故か持っている(笑)ので、ここにご紹介します。
  「サイバーマックス」をお持ちの方で、運良く僕のページに辿り着いた方、どうぞ参考にしてください。
  ちなみに、この時計の表示単位は、パンチ力で一般的な「○○kg」とか「○○ポンド」とかではなく、「○○カシオ」というオリジナル単位らしいです。残念。

    「パンチ力」の目安
                   パワー   スピード
    小学生(体重35kg)     70      25
    中学生(体重55kg)     240     40
    高校生(体重60kg)     470     50
    一般成人(体重65kg)    630     60
    ライト級プロボクサー   1660     96


    「キック力」の目安
                   パワー   スピード
    小学生(体重35kg)     110     30
    中学生(体重55kg)     240     40
    高校生(体重60kg)     350     45
    一般成人(体重65kg)    510     50
    Jリーガー         1520     85


    「ピッチング」の目安
                   パワー   スピード
    小学生(体重35kg)     200     45
    中学生(体重55kg)     540     60
    高校生(体重60kg)     880     70
    一般成人(体重65kg)   1340     80
    プロ野球選手       2070     95


     SHIGETAの自己採点

  〇 サイバーシリーズで唯一デザインが普通っぽい。ELバックライトも付いてるし。
  〇 僕の数ある腕時計の中で、一番アラーム音が大きい。きちんと「目覚まし」になります。
  × 計測値の表示単位が、残念です・・・。 「ナメんなよ!俺のパンチは1500カシオだぜ!」って言われても・・・。
  × 見た目が、ちょっと安っぽいかな?
  × 久々に書いたら、やけに長文になってしまいました。(笑)


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  「ゲームボーイ・ウォッチ」

 コレクターには有名なゲーム腕時計です。 説明不要の形がイカしてます。
 ゲームは、結構まともに遊べます。これでちょっとは防水が効いてればなー・・・と思います。





     SHIGETAの自己採点

  〇 子供の授業参観にしていくと、注目の的です!(笑)
  〇 結構、実用的です。
  × これでせめて日常生活防水なら毎日使うのに。裏ブタにもパッキンは有りません。
  × 本体・右横にかなり出っ張った金属ボタン(時刻セットボタン)がありますが、これがすぐに手の甲に当たって、時刻が狂います。僕みたいに真剣に使おうとする方(笑)は、このボタンを取り外すことをお勧めします。(ボタンは本体内側から外すのかと一度分解しましたが、その必要は無いようです。分解せずに、外から引っこ抜くだけでOKです。改造後も、穴から先の尖ったものを差し込んで普通に時刻調整できます)


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  「ファミコン ウォッチ」

 少し前のガチャポンのレア・アイテムです。(バンドは後から付けたもの。元々は、「腕」時計ではないです)
 これが、写真を見てもらっても判るとおり、異常なまでにディテール細かく出来ています。



 時計としての機能は、バッテリーも含めて、全てカセット部に集約されています。つまり、あとの部分は全て「洒落」です。ハイ。究極に無駄です!(笑)


     SHIGETAの自己採点

  〇 類を見ないバカさ加減。
  〇 精密なディテール。
  × 唯一、パッドのコードが普通の黒い紐(ひも)なのが惜しい! ビニールコードに付け替えようかな?
  × 壊してしまいそうで、なかなか外にしていけません。








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